リーダーの退陣
菅総理が退陣を表明した。就任した時から、外国メディアなどから輝きがないなどと
酷評されていたが、その通りだと思った。前任の安部さんも仕事はさっぱりだと思ったが、
外観だけは、諸外国のトップと比較しても見劣りがしなかった。
日本の戦後の首相は段々と質が劣化していると思う。田中角栄などは私欲もあったと思うが、
それなりに、日本全体のことも考えて行動していた気がする。ところが、その後の総理は
日本をどういう方向にもっていくという主張がなく、首相になることだけが目的化し、
日本の進むべき道筋を示すとか、世界全体のことを考えて行動するとかという観点に
欠けているように思う。明治維新の頃の武士道の精神を持ったリーダーがいない。
アメリカの大統領もかなり劣化しているが、日本の首相や首相候補も顔を見ただけで
劣化が著しい。私利私欲の塊のような人物がリーダーでは、国の前途に燭光は見えない。