英国のEU離脱と円高
英国で国民投票の結果EUの離脱派が勝利した。
EUの中では2番目の経済規模を持つ英国の離脱は
EUの存続を脅かす大事件だが、ここではこの件には
ふれないでおく。
選挙の結果が報じられると、まず、英国のポンドが対ドルで暴落し、
円はすべての通貨に対して独歩高となった。
円高になると、輸出企業の利益が低下するので、日本が沈没
するかのように騒ぎ立てるが、それだけ日本の通貨が世界で
評価されているということで、とても喜ばしいことだと私は
思っているが、さてどうなんだろう。
円安になると、観光客が沢山日本に押し寄せ、物価は上がり、
ホテル代は高騰し、庶民にとっては一つも良いことはない。
大阪駅前のホテルなど宿泊費が3倍にもなり、レベルを落としても
3年ほど前には考えられないほど高い部屋代を支払う羽目になった。
ホテルや駅の周辺には中国人と思しき観光客があふれかえり、
うるさくて仕方がない。
円高になれば、輸出産業は多少困るかもしれないが、庶民の
生活は楽になり、海外旅行もしやすくなり、うるさい観光客
からも解放され、いいことずくめだ。
このまま、どんどん円高になれば、円を利用して海外に投資
したり、援助したりして、さらに日本の存在を世界にアピール
できるというものだ。
私の見解では円高は万々歳なのだが、私の考え方がおかしい
のだろうか。