平和ボケ

南米のエクアドルへ新婚旅行中のカップルが強盗に襲われて死傷した。こういう事件は世界各地で

多発している。原因はの大部分は日本人の認識の甘さだ。

日本は世界平和度ランキングで常に上位にあり、殺人事件は人口当たりでは最低である。女性が

深夜に一人で出歩いても滅多に襲われることはない。そういう国に育った日本人は海外での危険度が

殆ど理解できていない。そして、いとも簡単に凶悪事件に巻き込まれてしまう。

日本の治安の良さに慣れてしまって、どこへ出かけても、日本国内と同じような行動をとってしまう。

完全な平和ボケである。北欧、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった比較的安全な国

でも、日本と比較すればはるかに治安は悪い。ましてや、他の国では銃器が野放しな国が多く、

単独行動はとても危険だ。タクシーやメイド、ホテルの従業員なども信用性が低い。

そんなわけで、新婚旅行に南米を選ぶのはよほど下調べをして、安全性を確かめるか、事件に

巻き込まれるのを承知の上で行動しないと、今回のようなことになる。

平和ボケした日本人は国内での行動にとどまるか、ひどい目に会うのを承知で、世界へ飛び立つ

覚悟が必要じゃないかと思う。オオカミの群れの中に子羊が単独で飛び込むのは無謀のそしりを

まぬかれない。

因みに私は危険な国に好んで旅行する気はなく、ほぼ国内で満足している小心者である。

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