秘密保護法案と与野党比率

安倍政権が成立に意欲を燃やしている法案の一つだが、ここへきて世間を賑わしているようだ。

防衛、外交、公安などに関する秘密保護は確かに必要かもしれない。それは首肯できる。

しかし、今成立を目指している法案は何となく胡散臭い。どういう秘密を指すのか境界が不明瞭だ。

さらに、ことを急ぎすぎている。税金や、予算など国民生活に直結する法案なら、急いでもいいが、

こういう法案は極力、反対派の意見も聞いて、後々まで後悔の無いようにしてほしい。今まで、何十年も

なしで、特に問題もなくやってこれたのだから、特に成立を急ぐ理由がわからない。

胡散臭さを隠すために、国民を理解させるより、とにかく成立させてしまえ、といった印象を

与える。これも元をただせば、衆参両院で、与党に圧倒的多数を許した選挙民の態度に原因が

ある。民主党がだめだからと言って、極端に自公を勝たせたツケが出ていると思う。

人間は圧倒的な権力をもつと、どんな立派な人間でも、おごり高ぶる傾向がある。欧米のように

ある程度与野党が拮抗して初めてまともな政治ができると思うのだが、いかが?

自公の圧勝はあまりいい結果をもたらさないのではないかという気がする。

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