景気の良し悪し
景気が良くなっているという。新聞(特に日経)ではそんな記事が目につく。けれども実態とはかけ離れている。
私の会社のある下町では、まるで実感がない。飲食店が次々につぶれる。また別の店が開店するが、またつぶれる。
長続きしない。今も3軒の店がつぶれたり、つぶれかかったりしている。私が昼食を摂りに行く小料理屋のおやじも
景気は最悪だという。最近まで平日のみの営業だったのが、土曜も営業し、さらに予約があれば、日曜祝日でも
営業するという。それでも、昔の平日だけの営業だったころの売り上げに達しないという。
景気がいいなどというのは、ほんの一部の大企業の間だけの話で、大多数の庶民の実感とは大きく乖離している。
これで、消費税でもアップすれば、さらに消費は落ち込み、飲食店などは一層の淘汰が進むだろう。物価は
確実に上がっているが、所得はほとんど上がらず、生活はさらに苦しくなるのではないか。そんな気のするこの頃
である。インフレへの誘導は果たして国民のためになるのか、相当に疑問である。