高校野球
高校野球の季節だ。好試合もあれば、残酷な試合もある。今年は北陸勢、東北勢が強く
ベスト16には両地区から3校ずつ勝ち残った。この分では東北勢と北陸勢の決勝戦も
あるかと思われたが、ベスト4に残ったのはやはり、関西勢が2校、中部勢が1校、
それから本命視される石川の星稜高校が勝ち残った。決勝戦は星稜と履正社になった。
好勝負だが、公平にみて、今年は星稜に分がありそうだ。星稜が勝つと初めて北陸に
優勝旗が渡ることになる。
星稜は好投手がいて、投打のバランスがよく、比較的楽に決勝まで駒を進めてきた。
だが智弁和歌山との試合だけは、手に汗を握る熱戦で、延長戦にもつれ込み、14回裏の
劇的なサヨナラホーマーで勝利をつかんだ。
星稜と仙台育英の準々決勝は残酷な試合だった。両者の間にそんなに実力差があるとは
思えないのに、試合は終始一方的になり、星稜が17対1で大勝した。仙台育英は今度
星稜と対戦するときには、是非この借りを返してもらいたいものだ。
決勝戦、星稜にやや分がありそうだが、履正社も強い。北陸に初めて優勝旗が渡るか
どうか。とても興味深い一戦だ。