プロ野球(2)
阪神ファンである。コテコテではなく、地味なファンだ。このチームはそもそも球団がアホである。優勝する気がない。
10年に一度優勝すればいいと思っている。球団経営は常に黒字である。野球の球団経営で黒字というのがそもそも変だ。
PR効果は抜群で、電車の乗客も増える。球団は少々の赤字でもトータルして考えれば、大黒字である。そこがわかっていない。
黒字なのにどケチである。若手を育てない。これは東京の有名球団も似たようなものだが。
阪神は不思議なチームだ。弱いのにファンが離れない。阪神ファンはどMである。勝てば大喜び、負ければボロカス。
それでもファンを続ける。完全なマゾである。
このチームはいいところがある。調子が良くて、これはひょっとしてと思わせる。ところが、期待したとたんに負けだす。
そしてボロボロになり、完全にあきらめたとたんに、反転して連戦連勝したりする。強いのか弱いのかまるで分らない。
はっきりしていることは、ファンの期待を常に裏切り続けることだけだ。
ボロボロに負けても、たまに大勝などすると、甲子園は六甲おろしの大合唱で、酔いしれる。球団もアホなら、ファン
も大アホである。江本孟紀が球団がアホやから止めると捨て台詞を残して辞めたのは実にその通りだ。だが、江本の
野球評論は実にくだらない。評論というより、巨人のヨイショ一辺倒で、全く客観性もキレもない。その辺は野村元監督の評論
とは天と地ほど差がある。彼はあんなヨイショ記事ばかり書いていて恥ずかしくないのだろうか。