「永遠の0」と「彼女は嘘を愛しすぎてる」

評判がよかったので、この2つの映画を見てきた。後者は恋愛もので、音楽関連の

若者向きの映画だった。若者向けの映画は今まで評判は良くても、心に響くような

作品に出会ったことがない。若者と私のような高齢者では感性に差がありすぎるのだろ。

永遠の0は見ごたえがあった。万人向きで胸キュンを覚えた。私のように、戦争の

体験をしている者には特に当時の映像が生々しく、よみがえってくる。戦争は悲惨な

もので、すべての良識や、合理性などは吹き飛んでしまう。14歳の中学生が

特攻隊に志願して、戦地に赴くのを何度も見送った。子供に自殺を強制しているような

もので、あれでは戦争に勝てるわけがない。

桑田圭祐の挿入歌の出来がよく、切なさを、さらに増幅させていた。桑田圭祐は

変な曲もつくるが、いい曲もつくる。特に作詞の才能は素晴らしいと、いつも感心

している。まんPなどと、絶叫するのは、止めてもらいたいけれど。

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