脳卒中(症例、その3)
Uさんは健康には絶対の自信を持っていたが、49歳のある日、脳梗塞を発症し、その後、懸命のリハビリを
続けたが、68歳の今も半身に麻痺が残り、不自由な生活を強いられている。
U さんは、食事、運動、歩き、などに日頃から注意し、健康食品なども摂取し、Uさん自身も健康産業に
従事していたため、自分が脳梗塞になるなど、露ほども考えなかったという。ところが、49歳のある日、
自宅に一人でいるとき、突然足に力が入らなくなり、身体を動かせなくなったという。そして、声も出せなく
なったそうだ。
数時間後に奥さんが帰宅し、すぐに病院に運び込んで、一命は取り留めたものの、かなり重い後遺症が
残ってしまった。
Uさんの場合、煙草も酒もやらず、生活面には問題がなかったが、ただ一つ、睡眠時間が極端に少なく、
平均3時間程度しか睡眠をとっていなかったのだ。睡眠も、健康維持にはとても大切な要素であることが
よくわかる一例である。