旧友との出会い
関西出身なので、年に一度、関西方面の友人に顔を見せることにしている。去年はコロナの影響で
先方の腰が引けていることもあり、顔を見せるのは取りやめた。今年は去年同様コロナの感染者は
多いのだが、だんだんと皆さん、慣れっこになってきたので、仕事のついでに旧友と会うことにした。
4人の同級生に会ったが、一人だけがまあまあ、後の3人はいずれも体調悪く、一人はお迎え寸前、
後の二人も持病があり、相当弱っており、明らかに私より早くお迎えが来そうな感じだった。
それでも、東京近辺の友人知人よりはましで、こちらの友人知人は私よりはるかに年下の連中が
次々に鬼籍入りし、残った仲間も元気いっぱいという人は全くいない。みんな持病もちで、いつ何が
あっても不思議ではない人ばかりだ。
仕事上のストレス、酒、タバコ、食べ過ぎ、運動不足、ほぼ全員こういう理由による。会うたびに
注意するが、私の忠告を聞いてくれる人は、ほぼ皆無なので、余計なお世話かと思い、最近は
忠告はしなくなった。年下の友人知人が次々に他界するので、とても寂しいが、今ではもう諦めの
境地だ。せめて家内と子供だけは、私より先に行かないでもらいたいものだが、それも保障の限り
ではない。
健康長寿もその意味で、いいことばかりではないのだ。