新型コロナ肺炎
中国武漢発のコロナ肺炎が世界的に大流行し、全く終息が見えない。
初めは中国と韓国、クルーズ船が入港した日本だけだったのが、いつの間にか
ヨーロッパに広がり、大変な勢いで感染者と死者が増えている。まさに
パンデミック状態だ。
アメリカは最初のころは自国の感染者が少なかったせいで、のんきに
構えていたら、いつの間にか感染者も死者も日本を追い越して、まだまだ
増えそうな勢いだ。トランプ大統領は中国コロナだといい、中国はアメリカ
のせいだなどと言っているが、どう考えても発祥の地は武漢で、アメリカの
せいではないと思うが、さてどうなんだろう。
不幸中の幸いで、まだ日本では感染者も死者も少なく、営業停止などには
至っていないが、経済に与える影響は甚大で、観光業、ホテル、飲食業、
運輸業を筆頭に経済活動が麻痺寸前になっている。
株や石油価格は暴落し、先の見えない状態が続いている。私もあまりに
株が安くなったので、ちょこっと手を出してみたら、さらにどんどん下がり、
自分の見通しの甘さ加減にあきれているところだ。
日銀は資金供与と株の購入で景気の下支えを図っているが、マイナス金利の
状態で、資金を供給しても、少々株を買っても、サプライズ感はゼロ、市場は
ほぼ無反応で金融政策での景気浮揚は絶望的だ。
コロナ肺炎での景気減退なので、このはやり病が終息に向かわない限り、
当分、景気浮揚は無理かもしれない。
私が思うに、去年秋の消費税アップ以降、飲食関連の売り上げ低下が顕著
なので、消費税を思い切ってどんと下げれば、多少は消費動向が改善するかも
知れない。あとは、我々日本人があまりパニックにならず、そのうち何とか
なるだろうと少しのんきに構えることぐらいかな。