今年もまた友人の鬼籍入り
私の会社は年に一度大阪で株主総会を開く。その時期がほぼ6月の第一土曜と決まっている。
今年も6月1日にグランヴィア大阪のレストランで総会を開いた。初期のころはメンバーは
ほぼ8名だった。それが、一人欠け二人欠けで今では4人になってしまった。脱落が一人、
死亡が二人、要介護が一人である。
死亡の一人はタバコが原因で不整脈になり、そのために脳梗塞を発症し、二度目の発作で
他界した。もう一人は青年期に栄養不良から結核になり、片肺を摘出する羽目になった。
その後は随分健康に気を付けていたのだが、片肺で肺活量が極端に小さくなり、つい最近
肺炎で死去した。脳梗塞になったのは私の義兄で、肺炎で亡くなったのは親友である。
もう一人は私の義弟で愛煙家かつ酒豪だった。連れ合いがしつこく注意したのだが、注意
されると不機嫌になり、家庭内のムードが悪くなるので、何も言わなくなった。それでも
仕事をしている間は元気だったのだが、仕事がなくなると、外出の機会が減り、次第に
筋肉が衰え、そのうち1日中自宅にいるようになり、要支援、要介護、と次第に進行し、
80歳の今では要介護5になってしまった。今は認知症も進み、寝たきりの日々を送っている。
脱落した一人も音信不通ではあるが、ずいぶんと酒を飲んでいたから、80歳を過ぎた
今では健康である可能性は低い。私はタバコは吸わず、酒も殆ど飲まない。さらに、食事、運動
脳トレにも留意しているので、83歳の現在も至って健康である。でも、仲の良かった友人や
仲間が次々に健康寿命を失い、かつ他界していくのを傍観するのも決して気分のいいもの
ではない。
昔、名古屋でわが社の代理店をしていた方のご両親が二人そろって長生きで、100歳
近くまで生きておられたのだが、友人が皆他界してしまって、淋しくて仕方がないと、いつもぼやいて
おられたとか。私も下手をするとそういう身分になるのかもしれない。