久々の低登山と山の事故
1月4日と12日に久しぶりで近くの山に出かけた。近くといってもアプローチに
2時間半ほどかかり、ほぼ1日仕事になる。
今までは登山用の杖など持参しなかったが、この年ではさすがに危ないと思い、
杖を用意して出かけたが、これが結構役に立った。私は下りが得意なのだが、
危険なのはやはり下りで、不格好な姿勢を強いられる。杖があるとそれがない。
4日は高尾山、12日は宝登山に行った。高尾山は時々行くが、宝登山は久しぶりだ。
この山は500メートル弱の山で、初心者向けのコースだ。私の見解では、鎌倉の山
の次に易しい、初心者向けの山だと思っている。
ところが当日、いつものよう朝食を摂って出かけたところ、途中でガス欠になり、
ヘロヘロになって、やっとのことで頂上まで行き着いた。
途中、登山道脇に花がおいてあったので、あとから来たベテランと思しき
登山者に理由を聞いてみた。すると暮れの29日に59歳の男性と45歳の女性の
ペアが登山したとき、風で帽子が飛ばされ、それを拾おうとして、斜面を滑落し、
打ち所が悪くて死亡したのだという。斜面といっても、そんなに急傾斜ではなく、
どう考えても大事故が起きるような場所ではなかったので、驚いてしまった。
山はどんなに低くても、やっぱり山、どこでどんな事故に出くわすか予想がつかない。
私も低登山で痛い目に合わないように、用心せねばと痛感した・