アマゾンと千趣会の苦戦
通販大手の千趣会の業績が悪化して、大幅なリストラに取り組むという。
そういえば、先日もアメリカの小売業の大手、シアーズの倒産が報じられた。
これらの小売業界大手の苦戦の原因は殆どがアマゾンの影響らしい。
私は昔から業界NO.1の会社を毛嫌いしているので、アマゾンで何かを
買ったことはなく、今後もアマゾンを利用しようとは思わない。けれども
世の中のほとんどの消費者はアマゾンをよく利用している。その理由は
早くて安いことにある。
でも、早くて安いのには必ず裏があり、下請け業者、運送業者などに多大の
負担がかかっているはずだ。さらに、他社に比べて価格が安く、早く入手できる
となれば、普通の人はアマゾンを選ぶだろう。
しかし、その結果、歴史のある従来の小売業は苦戦を強いられ、駆逐されて
しまうだろう。スーパー、百貨店、さらに現在わが世の春を謳歌している
コンビニだって安心してはいられまい。
弱肉強食は世の常とはいえ、せちがらい世の中が一層せちがらくなってしまう
だろう。一強多弱の世界は何の世界であれ、いいことはないと思う。群雄割拠の
ほうが面白味もあり、進歩性もあると思うのだが、どうだろう。