渡辺淳一さんと前立腺がん
エロスを主題にした小説で有名な渡辺さんが他界した。前立腺がんだったという。渡辺さんは医者だったから、
自分の健康状態などは十分に把握していたはずで、どうして前立腺がんなどになったのだろう。多分、医者の
不養生というやつで、かなり気ままな生活を送っていたのだろう。女性との交際も多かったようだから、本人は
納得の人生だったのだろう。
私は渡辺さんとほぼ同世代だが、目下のところ、持病らしきものは何もない。体調が悪くなることも、ほぼ
皆無で、昔と比べて落ちたとはいえ、食欲も十分にある。ガンを必要以上に恐れてはいないが、ガンの兆候はない。
人生の楽しみ方では渡辺さんの域には達していないかも知れないが、それなりに日常生活を楽しんでいる。100
歳超まで健康的に生きる予定なので、日常生活にはかなり気を付けている。
実は少し年上の従兄が、4年ほど前に前立腺がんになった。彼は私と違って、大酒を飲み、食べ物の
好き嫌いも多く、かなり自由に生きてきた。好きに生きて寿命が来れば何時死んでもいいというタイプだった。
ところが、いざガンになると、あと10年位は生きたいと言い出した。そして私の会社の製品(明日葉顆粒)を
飲み始めた。
その後、体調の具合を聞くと、絶好調とは言えないものの、通常の生活に支障はなく、スローライフを楽しんで
いるようだ。酒も止め、好き嫌いも言わなくなったようだ。
人間何時死んでもいいと言う人はたくさんいるが、ほとんどの人の場合、嘘である。いざ、死に直面すると、もっと
長生きしたいと思うものだ。どの道そうなるなら、もう少し若い頃から健康に気を付けてほしい。死の危険に
直面してから努力しても、どうしても効果が少なくなる。やっぱり命は誰にとっても、かけがえのない大切なもの
なのだから。