通勤時に毎朝、遠回りして会社に出るようにしている。JRの越中島から深川まで歩くのだが、まっすぐ歩けば１０分ほど

の道を４０分程度かけて、遠回りして出勤している。

その散歩道で最近特に気に入っている道がある。隅田川沿いの道で、沢山の桜の木が立っている。まだ３月半ばなので、

殆どの桜はつぼみのままだが、３月のはじめから数本の桜が咲き始めた。中央大橋のたもとに３本、永代橋のたもとに

３本の桜が咲いている。季節外れなので、カメラを持った、お年寄りが写真を撮っている光景に良く出くわす。

私は桜に特別な興味がないので、道を通り過ぎざまに横目でちらちら眺める程度だが、悪い気はしない。

この道は隅田川沿いの散策道で、通勤客は殆どいないが、犬の散歩をさせる近所の人や、早朝のジョギング客で

結構にぎわっている。

朝の通勤路に、こんな素敵な道があるのが東京の魅力の一つだと思う。私はもともと関西出身だが、友人関係を別にすれば

関西より東京が気に入っている。何かにつけて便利が良く、近所付き合いがうるさく無く、生活環境も悪くない。

憧れの街とは言わないが、居心地のとても良い街ではある。