ガンの原因と治療法

ガンで死ぬ人が多い。死因の三分の一がガンだといわれている。新薬や新治療法が次々と開発されているが、

決定打となるものはなく、相変わらずガンは増え続けている。

ガンの原因は何かの原因による遺伝子の変異だというのが目下定説で、その定説に沿って治療法が研究

されているが、ほとんど効果を上げていない。抗がん剤も山ほど開発されているが、ほとんど延命効果は

なさそうだ。というより、寿命を縮めているようにみえる。放射線治療も似たりよったりだ。

免疫療法も決定打ではないが、副作用が少ないだけ、三大治療法(手術、抗がん剤、放射線)より少しは

マシかといった感じである。

キラー細胞を増殖させて、がん細胞をやっつける方法も、難しそうだ。がん細胞は本来、がん患者自身の

細胞なので、キラー細胞に自分の細胞を攻撃させるというのは少し無理がある。

近藤誠さんはガンは放置療法が最善だという。その理由はガンにはガンの幹細胞というものがあり、それが

親なので、がんの部位をいくらやっつけても、無駄だというのだ。またガンには本当のガンと「がんもどき」

があり、本当のガンは見つかった時にはすでに全身に転移していて、治療は不可能。一方、がんもどきは

ただの、おできのようなもので、特に治療しなくても、大事には至らないという。したがって、ガンには

放置療法が最も合理的で有効だと言っている。

しかし、治療せずに放置すべし、という意見も、見方によれば無責任な意見で、最上の方法とは思えない。

最後に盛んにおこなわれている食事療法だが、これは、適切に行えば特にガンを促進させるでもなく、完治

させる威力があるかは別にして、確実に延命効果はありそうだ。ただ、食事療法は提唱者が好き勝手に自己主張

をしており、各人の言い分に差がありすぎる。ある人は玄米菜食がいいと言い、またある人は生野菜に特化

せよという。さらに動物性たんぱくを推奨する人もいれば、脂肪を沢山摂れという人もいる。果物を推奨する人

もいれば、果物は果糖が多くて、血糖値を上昇させるのでNGだという人もいる。

ヨーグルトがいいという人もいれば、駄目だという人もいる。ただ常識的に考えると、極端に偏った

食事はあまり良い結果をもたらすとは思えない。バランスのいい食事を、控えめに摂る、昔から言われて

いることだが、これが一番間違いなさそうだ。

関連記事

カテゴリー

ページ上部へ戻る