年賀状

年賀状が年ごとに減る。高齢者の方から順に来なくなる。

年賀状の数は命のロウソクのようだ。年ごとに少なくなり、ほとんど来なくなったときに

お迎えを迎えるのだろう。

もう最盛期の半分くらいになっているから、ロウソクは相当短くなっている。

それでも、まだ150枚くらいは来るので、お迎えには少し時間がありそうだ。

それにしても、最近は年下の友人や同級生の訃報が多くて、気分が塞ぐ。

自分ひとり元気でも、友人や同級生の亡くなるのはさびしいものだ。

一念発起して、年下の友人をつくろうか、とも思うが、今更面倒だという気が

先に立ち、行動に移せずにいる。みんな、こんな風に思っているのだろうか。

家庭内が平和なだけは救いではあるが。

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