彼岸桜、花見、送別会
通勤路に早咲きの桜が咲いている。二月の初めから咲初め、三月初旬の今も
まだ満開手前である。ソメイヨシノと違って、とても息が長い。
ソメイヨシノは満開になったと思ったら、もう散り始めている。日本人の
感性に合っているのかもしれないが、あまりにもあっけない。彼岸桜や
八重桜はその点、息が長く、ゆっくりと楽しめる。
今年もまた花見の季節がやってきた。花見というのは建前で、実際は
花より団子である。
今年の花見は花見に余分なおまけがついた。送別会である。本人に退職の
意思がないのに、営業成績不良の影響で、退職してもらうという本人にとっても
会社にとっても、あまりめでたくない、送別会だ。
今までも、同じような経験が何度かあり、特別に感傷的なことではないのだが
あまり嬉しいことではない。ここのところの長期業績低迷の悲しい余波だ。
まだ、会社をたたむ気はないので、また、似たような経験を繰り返すかも。
そうならないように、老骨に鞭打って頑張るしかない。