歳暮とカレンダー
12月になると歳暮の季節だ。この習慣は日本独特のもので、悪い習慣とは思わないが、だんだんとすたれる傾向にある。受け取る内容が段々と貧弱になっている気がする。私自身は内容を下げている認識は全くないのだが。それから、カレンダーにもそれが言える。以前はあちこちからカレンダーが沢山来て社員一人当たり数本の配給があった。けれども、本数がひたすら減少し、今では殆ど来なくなった。不景気なのか、考えがしみったれたのか不明だが、何かわびしい。
そういえば、銀行のカレンダーも最近は店頭に置かなくなった。以前は一枚もののカレンダーが店頭に沢山置いてあり、自由にお持ちくださいという感じだったのに。どうし、こんなに、しみったれてしまったのだろうか。銀行の業績は一時は最悪だったが、今ではかなり盛り返しているにも関わらず、しみったれたままだ。
景気が悪いのでお金を使わなくなったのか、お金を使わないから景気が悪くなったのか、何にしても世の中がしみったれた状態なのは間違いない。若者はゴルフも麻雀もやらなくなり、飲みにもゆかなくなった。酔っ払いも街中から駆逐された。いい面もあるが、何か物足りない。人間全体に何となく元気がなくなった。ちょっとさびしい。