予防接種(インフルエンザ)と風邪への対応
毎年今の季節になると通勤の途中でクシャミや咳をする人が多くなり、私もマスクやウガイで
風邪の予防に大わらわである。40歳くらいまでは、周り中が咳をしていても、私には感染しなかった。
それが、60歳を過ぎたころから、免疫力が極端に衰え、近くに咳をする人が一人いるだけで、
すぐに感染するようになった。実に情けない話だが、どうにもならない。でも、用心しているおかげで、
ほとんど風邪をひくことはない。
風邪の原因はほとんどが、ウイルスなので、風邪薬は効果がない。咳を止めたり、熱を下げたり、
鼻水を減らしたりする効果はあっても、ウイルスを殺すことはできず、熱を下げると、反ってウイルスが
増殖し、風邪が重症化してしまう。
インフルエンザの予防接種も効果がない。栃木県の有る市で、約5万人を対象に、予防接種をしたグループ
と、しなかったグループでの5年間の追跡調査で、風邪(インフルエンザ)に感染する割合を調査したところ、
ほとんど差がなく、予防接種の効果が全く認められなかったという。
風邪にかかったときは、薬を飲まず、身体を暖かく、頭を冷やし、水分を摂り、安静にしているのが
ベストだ。欧米では風邪(インフルエンザ)には薬を出さないのが常識で、上記のような対処を勧められる
という。日本では、風邪をひくと、すぐに病院へ行き、薬をもらうのが当たり前になっているが、
これは、かなり変な対応だと思う。
因みに私は風邪にかかっても、病院へは行かず、自宅で治してしまう。長引くことも皆無である。