大阪の近況
一年ぶりで大阪に出かけた。相変わらず外人(特に中国人)が多い。そのせいか、ホテルの宿泊費が異常に値上がりしていた。ビジネスホテルの料金がシティホテル並み、シティホテルの料金は
高級ホテル並みである。いつも利用していたグランヴィア大阪は手が出ないほど高くなり、新阪急ホテルも2倍近くに高騰していた。喫茶店や食堂なども軒並み値上がりし、大阪の懐の狭さを
実感した。大阪駅構内にはコンビニも少なく、新聞を買う場所もない。コンビニには新聞を置いてないなど、とても不自由な思いをした。
数年前にはこんなことはなかった。東京と比較して物価も高くなく、出張族にはありがたかった。それが、たった数年で様変わりして、とても住みにくい不便な都市に変貌してしまった。
関西人(大阪人)の強欲な一面を知らされた気がして、何か気分が良くなかった。
大阪はもともと緑が少ない。街を歩いていて殺風景だ。けれども、東京に比べて物価が安く、庶民的な感じがして、それが大阪の良さだった。それが、今やこのざまでは、東京に比べて
何一つ良いところがない。これでは大阪人も大阪を見切って東京に移住してしまうだろう。もともと、現実的で強欲な一面はあったが、庶民的な良さが、大阪の特徴だった。それが失われた
今、大阪人は何を誇りにして生きていくのだろうか。