STAP細胞
stap細胞の話題が新聞の紙面をにぎわしている。論文に不正があるなしとか、STAP細胞が実在するか否かは
ここでは問わない。実際のところがよくわからないからだ。
でも、小保方さんの研究論文に関して、とても気になることがある。もし、sTAP細胞が実在すれば、ノーベル賞
級の大発見になり、なぜか彼女の論文には共同研究者がキラ星のごとく名を連ねていた。
ところが、彼女の論文にいろいろと疑惑が生じてくると、共同研究者は蜘蛛の子を散らすように逃げて行き、
全ての責任は彼女一人にあり、自分たちはまるで部外者のような態度を取っている。人間の醜さ丸出しである。
共同研究者なら名誉も責任も共有するのが常識である。名誉はほしいが、責任は取りませんという態度は、あまりに
見苦しい。政治の世界は魑魅魍魎の世界だといわれるが、それ以上の醜さである。
STAP細胞の存在の有無さえ確認せずに、共同研究者とは臍が茶を沸かす。
学者とか研究者とかいう人種は多少は清廉潔白なところがありそうと考えるのが世間の常識だが、今回の騒動は
学者も研究者も政治家に負けず劣らずの卑しい人種だということを、満天下に暴露してしまったようである。