相撲の国際化

相撲の国際化が進み、外国人が土俵をにぎわしている。それはそれでいいのだが、最近は横綱大関がモンゴル勢のオンパレードになり、

なんとも情けない。体格的には日本人と大差ないのだが、相撲に対する心構えに大差がある。日本人の力士は幕内まで上がって食えれば

それでいいという安易な気持ちが見え隠れするが、モンゴル人は何としても最高位まで上がって故郷に錦を飾りたいという強い意志が

感じられ、努力も日本人の比ではない。

 

かっての横綱朝青龍など、日本人の5倍もけいこをしたという。そして、小さな体にも関わらず強い横綱になった。今の横綱の白鵬も

特に体が大きいわけではない。ごく平均的な体格である。ただし、日本人力士との相違は体がしまっていることだ。腹がだらしなくでっ張って

いない。だから動きが俊敏だ。日本人の大関は稀勢の里にしろ琴奨菊にしろ、腹や乳が出すぎている。動きが緩慢だ。力はあっても早い

動きについてゆけない。日馬富士などは稀勢の里よりはるかに小兵であるが、対戦成績は日馬富士のほうがリードしている。

 

今場所初めて優勝した照の富士も日本人力士に比べから体がしまっている。けいこも多分日本人の何倍もしているのだろう。近いうちに

また彼が横綱を張りそうだ。白鵬の独走よりはいいが、またモンゴルかと思うとがっかりする。けれども下を見渡しても日本人の有望株は

見当たらず、当分モンゴル人の天下が続くのだろう。情けない話だが、根性に差がありすぎる。このままでは国技の名が泣いてしまう。

救世主よ出でよという心境である。

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